キャバクラの給料システムって？4種類のシステムに分けて徹底解説

キャバクラが高時給というイメージはあっても、未経験さんであれば詳しい給料システムまでは分からない方も多いのではないでしょうか。

ということで本記事では、キャバクラの主な給料システムを4つご紹介します。

給料システムによって「稼ぎより働きやすさ重視」だったり、「とにかくキツイけど頑張れば稼げる給料システム」など様々なので、未経験向けのシステムと稼ぎ重視向けのシステムも併せて紹介します。

キャバクラの給料システムの種類

では早速ですが、キャバクラの主な給料システムは次の4つです。

»キャバクラの時給ってどれくらい？エリアやランク別の平均時給と時給アップのポイント

ポイントスライド制

ポイントスライド制とは、指名やドリンクをいただいた際などに加算されるポイントの合計で時給やお給料が決まる給料システムです。

ポイントスライド制のお店には、「○○円売り上げたから○○円のお給料がもらえる」という計算法ではありません。

このようにして獲得したポイントを合算してお給料の計算をします。

ポイントの締日がお店によって違うので要確認です！（1日締め/週締め/月締め）

自分の獲得したポイントを数えておくだけなので計算しやすいですよね。

ボーイさんがポイント付け忘れていることもあるので、自分でもポイント数の把握はしっかりと確認してくださいね！

ポイントスライド制のお店はキャバクラデビューのお店とされることが多いので、若い子が多いのが特徴です。

客単価が安めなので、学生さんやキャバクラデビューしてみたい子・大きい売り上げを作るのにまだまだ自信のない子にオススメです。

売上スライド制

売上スライド制とは、指名のお客さんの会計によってお給料が決まる方法です。

売上スライド制で注意したいポイントは「自分の指名」のお客さんでないと計算されないこと。

キャバクラはお客様1人あたりの単価が高いため、お客様をたくさん持っていると売り上げを作るのはそこまで難しくありません。

売上スライド制のお店で働いている子はすでに自分のお客さんを持っている子です。

そのため、売上制のお店の子はほとんど時給5000円以上もらっています。

ただし、ポイントスライド制のお店より稼げることは間違有りませんが、自分のお客さんがいない未経験さんには少し厳し目のシステムです…

いくら自分に自信があっても、いきなり売上スライドのお店に入るとプライドがズタボロになるかもしれません…笑

なので、全くのキャバクラ初心者さんであれば、まずポイントスライド制や別の夜のお店で自分のお客さんを掴んでから売上制のお店への移籍を考えてみてください。

定期的に来てくれるお客さんが「確実」に「何人も」いる子にオススメです。

給率制

給率制は高級キャバクラやクラブなどで採用されている給料システムです。

簡単に説明すると「売上が自分の給料よりあるか」ということです。

もし赤字になってしまうと、罰金やノルマの追加などが発生してしまいます。

この給率制のお店も自分のお客さんでないと売り上げはカウントされません。もちろん何杯飲んでも、ヘルプ同伴したとしても売り上げは0円です。

高級キャバクラやクラブがこの給率制を取っていることが多いので、売上スライドのお店よりお客様・キャストの女の子共に年齢層が比較的高いお店が多いのが特徴。

このタイプのお店は1番ノルマもルールも厳しい傾向にあるので、いわゆる「プロ向け」のお店です。

キャバクラといえども着物で出勤している子もいるくらいのランクです。

しかし、厳しい分もちろんお給料もガッツリ稼げます。

お客さんを持っていて、ホステスをずっとやっていく覚悟のある子に向けのお店です。

小計折半（オマケ）

超絶の売れっ子キャバ嬢になるとこの「小計折半」で働いている子がいます。

この小計折半で働ける子はお店のナンバーワンをずっとキープできる子です。

小計折半になると売れっ子になったという証拠！

折半制にしてもらえる子はなかなかいないのですが、多くのキャバ嬢がこの「折半制」を目指して働いています。

初心者キャバ嬢におすすめの給料システムは「ポイントスライド制」

ここまで紹介した給料システムの中で、もっとも未経験さんにオススメなのはポイントスライド制です。

そもそも売上スライドや給率制では初心者は稼げない

初心者キャバ嬢さんは自分のお客さんを持っていないので、自分のお客さんの売り上げで時給や給料が決まってしまうお店では本当に稼げないんです。

バックがないだけでなく、場内指名や同伴もできません。

もし、他の女の子のお客様に手を取ってしまうと大変なトラブルになります。

初心者キャバ嬢さんがもし売り上げ計算されるお店に採用されたのなら、残念ながら「ヘルプキャバ嬢」としての採用です。

最低限の時給でヘルプしててね〜ということですね。

売上制や給率制のお店でヘルプ採用ということは顔が良いということなんですが、自分で稼ぎたい子には物足りないですね。

自分の売り上げで稼いでいきたい子はキャバクラでの面接では「ポイント制ですか？売り上げ制ですか？」とハッキリ聞くようにしておきましょう！

自分のお客さんを持っていなくてもある程度は稼げる

ポイントスライド制のお店は会員制でなく案内場を通していることが多いので、フリーのお客様がたくさんいらっしゃいます。

そのフリーのお客様の席に付けば、場内指名・延長・ドリンクなどのバックやポイントは全て自分に付きます！

ポイントさえ持っていれば、時給分くらいはなんとかなるイメージです。

フリーの席についてもらえるだけのポイントをその場だけで稼いでハイ、終わり〜ということはせずに、LINEを交換するなどして自分のお客さんにすること（本指名）も忘れないでくださいね！

お酒が強い人は稼ぎやすい

キャバクラと言えばお酒です！

ドリンクだけでもポイントやバックはガッツリ稼げるので、未経験でもお酒が強い人であればポイントスライド制はおすすめのシステムです。

ドリンクで稼ぎやすくするポイントは、お店の中で1番「量の少ないドリンク」を頼むこと！

だいたいチューハイやカクテルなどですが、ボーイさんに私のドリンクは少なめで！とお願いしておく作戦もアリです。

ただし、お酒の単価によっても入るポイントがお店によって違うので、1杯ずつのドリンクがいいのか・シャンパン系の抜きものを頑張って入れるのがいいのかを計算しておくことも大事です。

無理やり抜きものをおねだりすると指名すら取れなくなるので、おかわり作戦で数を重ねて稼ぐほうが賢明な時もあります。

ちなみに、お腹に余裕があればお客様と一緒にビールで乾杯もオススメ。

なぜか一緒にビールで乾杯すると喜ぶお客様はとっても多いんです。笑

大きな売上を上げれなくても大丈夫

キャバ嬢と言えば1日で何百万の売り上げがあるんでしょ？と想像する方もいらっしゃいますが、そんな子は一握りなので自分の力を期待しすぎてはいけません…笑

初心者キャバ嬢は10万の売り上げを作ることだって難しいんです…！

なので、1ｐずつコツコツとポイントを積み重ねていく間に「自分のお客さんにする」ことが大事なんです。

それにポイントスライド制のお店で何百万と売り上げを作る子はめったにいません。

だから自分に大きな売り上げがなくても、そこまで悲しい気持ちにならないはず…笑

稼ぎ重視な人におすすめの給与システムは「売上スライドor給率制」

働きやすさや安定感よりも「とにかく稼ぎ重視！厳しくても辛くても稼げればOK！」という方もいるかと思います。

そんな方におすすめしたい給料システムは、売上スライドか給率制です。

とにかく売上に自信がある人向け

自分のお客さんもたくさん持っていて、そのお客さん達もたっぷりお金を使ってくれる…となれば売上額が「命」の売上スライドや給率制のお店がおすすめです。

この制度を取り入れているお店は高級店が多いため、使うお金が桁違いだったりするので、自分に入る金額もハンパではありません！

その代わりに容姿や接客レベルは並みのキャバクラよりも高いものが求められます。

売上スライドも給率制もとにかく売り上げに自信のある人向けですが、稼げるということは出ていくお金も多いということも併せて知っておきましょう。

などなど、出ていくお金は恐ろしいくらい多いんです。

ノルマをこなすほど給料が上がる

売上命のお店はもちろんノルマも並大抵ではありません…

逆にノルマをこなしていくと、時給・バックなどどんどんお給料が跳ね上がっていくシステムになっています。

「シャンパン入れて～」「同伴しよ～」「今日今すぐ来て？」など臆せず言える子がどんどん出世していく世界なので、お店も当然ドッサリとノルマを用意しています。

このように、数え切れないほどのノルマをこなさなければいけません。

でも実はこのノルマ、ある程度のお客さんを持っていても全部クリアするのは難しいレベルに設定されているんです。しかし、とにかく稼ぎたいのならノルマを達成させることが重要ということを知っておいてくださいね。

ルールやノルマが厳しい高級店を選ぶ

高級店では売上スライドか給率制を取り入れていることが多いです。

ノルマが厳しいのは先ほどお伝えした通り。

じゃあ厳しいルールってなに？と思いますよね。

などなど。

もちろん安物のペラペラのドレスなんて着ていたら浮きまくりです。笑

新調デーがあるのは、いつも同じドレスを着せないためのお店側の対策であって、どの女の子も着るドレスにはお金をかけています。

それでもドレスの新調にはお金がかかります。

もし新調できない場合は5000円罰金などのルールを設けているお店もありますし、もっとクラブ寄りのお店になると着物を着る日があることもあります。

そして、あまり知られていないのが高級店は「お席でのタバコは禁止」なことです。

お客様に吸ってもいいよ〜と言われても吸ってはいけません。

お客様が休憩するのはいいですが、仕事中の女の子が休憩とは…？となってしまうためです。

そのほか、出勤ルールも高時給を出すお店は厳しく設けており、1分でも遅刻したら1時間分の罰金、週4〜5日は出勤しないと罰金など出勤ルールを破ると罰金が厳しめだったり…

お客様のランクが高い

給率制や売上制の高級店にはランクの高いお客様がたくさんいらっしゃいます。

ということは…入れるお酒も高いし、同伴もマナーのようにしてくれるお客様が多いんです。

若くして財を成している若社長、お医者さん、大会社の役員さんなどがいらっしゃるので売上は超高額になることが多々あります。

また、実はこういったお客様が連れてきてくださるお客様もまたランクの高いお客様なことがほとんど。

1人の良いお客様からどんどん枝の良いお客様が増えていくこともありえます。

ランクの高いお客様をお相手するからこそのおいしいメリットですよね。

キャバクラの給料システムまとめ

というわけでキャバクラの給料システムについて紹介してきましたが、この記事で覚えてほしいポイントは次のつ！

ちなみに、キャバクラ求人サイトなんかに書かれてる「時給6000円！」みたいなのは、体入時給か保証時給の話なので鵜呑みにしないように！

また、お店の給料システムは求人サイトには記載が無く全く分かりませんので、給料システムまで重視してお店を探したい方はスカウトなどに相談しながら探すようにしましょう。